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2020年平和のための戦争展

名称
第27回平和のための戦争展
日時
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場所
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料金
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2017年の「第24回平和のための戦争展in大分」は10月15日(日)にドキュメンタリー映画「抗い(記録作家林えいだい)」を上映しました。監督は西嶋真司さん。会場はホルトホール大会議室。この映画は福岡県筑豊を拠点に、北九州の公害運動をはじめ、朝鮮人強制労働、炭鉱・港湾問題、戦争の実相、とりわけ特別攻撃隊について追及し、歴史に翻弄された人々を記録し続けた林えいだいさんを追ったものです。時に氏は83歳。林さんが記録作家になった背景には、反戦思想を貫き、特高警察の拷問を受けて命を落とした神主であった父親寅治さんの存在があった。国家によって肉親を奪われた幼少時代の記憶が、林さんを虐げられた人々の生き様を描き、命を落とした人々への鎮魂に駆り立てた。林さんの残した言葉に「歴史の教訓を学ばない民族は、結局は自滅の道を歩むしかない」がある。この言葉は彼の墓石にも刻まれている。映画上映の当日は監督西嶋真司さんのトークも行いました。

2018年の「第25回平和のための戦争展in大分」は9月30日(日)に映画「ザ・思いやり~希望と行動編~」(パート2)を上映しました。この日は台風24号の接近で強風と雨の最悪の天候となりましたが強行しました。観客は40名余でし。ホルトホールで14時開演。監督のリラン・バークレーさんは台風の影響で来ることができず、トークはできませんでした。この映画はパート1に続くもので、バークレー監督が追いかけている日本の米軍基地への思いやり予算の内容をシリアスに、またコミカルに問いかけたものです。「日本にいる米軍は世界の戦場で何をしてきたのか?」、「オキナワの辺野古の高江の不条理を・・・」、「それでも希望をもって生きる人々の声を聞く!」台風で見ることが出来なかった人が多数いましたので実行委員会は後日三回に亘って再上映会を行いました。

2019年の「第26回平和のための戦争展in大分」は8月31日(土)に東京新聞記者望月衣塑子さんの講演会を行いました。演題は「民主主義とは何か!安倍政権とメディア」です。この講演会の前に映画「新聞記者」が公開されていたこともあり多数の来場者が見込まれました。場所はコンパルホールの多目的ホールです。この会場は400名ですが事前に整理券を出していましたが当日も受け付けるとの事でしたので講演を聞きたいと希望者が殺到しました。主催者は500名で入場をストップしました。望月さんは「メディアが権力に厳しい質問をできなくなったとき、民主主義は衰退します。政府がメディアを支配しよう、抑圧しようとしている現在こそ、私たちは勇気を奮い立たせ、連帯し、立ち上がり、そしてともにたたかいましょう」と身振り手振りを交えての熱のこもった講演でした。なお、当日講演を聞くことが出来なかった人たちの為に実行委員会では後日にビデオテープによる映像で視聴を行いました。

2020年の「第27回平和のための戦争展in大分」は7月17日(金)~19日(日)にコンパルホールで開催予定でしたが2月から新型コロナウイルスが全国に蔓延し当初の計画で実施することが難しくなり延期せざるを得なくなりました。6月初旬現在まだ収束の気配が見えませんので何時まで延期するか不確定です。今年は敗戦75周年の重要な時期に当たっていましたので久しぶりの展示も予定していました。できれば12月初旬に開催できればと思っていますが、今しばらく状況を見なければならない状態です。